僕の平成オナペット史

少年からおっさんに至るまでの僕の性欲を満たしてくれた、平成期のオナペットを振り返る

オシリ―ナを凌ぐ尻美人

 十八歳未満のいわゆる3号ポルノの映像作品は、二〇一五年頃を境に新作が著しく減っており、今日においてグラビアアイドルのデビューは高校卒業後が一般的になっている。かつての「お菓子系」が一時淘汰された九九年よりも長期化の様相で、僕を含む高校生世代やそれ以下の年代を好む性癖の面々は、過去の作品に頼らざるを得ない。幸いにも、一〇年代前半は美少女が惜しげもなく布面積の小さい水着を披露したり、卑猥なポーズを見せてくれたりするなど自慰を捗らせてくれる良作に恵まれ、それらの中には現在でも飽きることなく自慰用素材として使わせてもらっているのもある。


 その一人として、まず村瀬綾里子を挙げたい。村瀬は一一年に十六歳でデビューし、イメージビデオ(IV)を二作品発表した。僕がDMM.comでダウンロードしたのは二作目の「あさから元気」で、ジャケットの競泳水着越しに伝わる胸の立体感に買わずにはいられなくなった。実際にはそのチャプターで射精したことは一度もないが、村瀬のポテンシャルは水着からはみ出さんばかりの尻の厚みだ。かつて秋山莉奈が「オシリ―ナ」として尻美人の代表格だったが、僕に言わせれば村瀬の尻には到底及ばない。


 村瀬の尻の魅力が最大限発揮されるのは、テニスルックのチャプターだ。ただでさえ、ぴっちりしたポロシャツを着て上半身のラインが目立っているのに、おもむろにそれをたくし上げ、白のビキニを見せてくれる。胸は残念ながら十人並みだが、スコートを脱いで張りのある尻をカメラが追い続けるのがたまらない。村瀬のぎこちない表情とかぶりつきたくなるような尻が交互に映し出され、下半身が反応せずにはいられなくなる。ビキニ姿で仰向けになり、腋の下から下腹部へとカメラが追っていく最後のシーンに合わせて僕の性的興奮も最高潮に達する。


 同作品のもう一つの見せ場はメイド服のチャプターで、これも村瀬の尻の厚みが強調されている。なかなかブラウスを脱いでくれないが、下半身はパンツだけで両足の隙間から下腹部が窺える。五分ほど尺を埋めてようやく自らブラウスを脱いでビキニのブラを披露。カメラが村瀬の覚悟を決めたような表情から上半身、下半身を追っていく約一分間で、僕は性的妄想をたくましくさせながら射精へと急ぐ。そのほか、制服を脱いで白ビキニ姿になり、砂浜に仰向けになる冒頭のチャプターも、性的想像力を高めさせてくれることこの上ない。


 惜しむらくは、カメラが村瀬の表情と肢体をまるでなめ回すように追っている時間が短いことだ。前述した三つのチャプターどれもが冗長で、村瀬の表情と肢体を追っていく最後の一分間前後で性的興奮をピークに持っていかなければならない。フル勃起から射精へのマネジメントが難しい作品であるのは否めず、ほかの作品との相対的判断でここ数年は自慰用素材に用いていない。一つだけでも長尺で村瀬の全身を映し出してくれるチャプターがあったら、今でもオナペットの座から降りていないと思う。