僕の平成オナペット史

少年からおっさんに至るまでの僕の性欲を満たしてくれた、平成期のオナペットを振り返る

現在進行形のオナペット~おぎのかな編③~

 十八歳になったおぎのかなが、五作目のイメージビデオ(IV)「恋愛白書 また逢えるカナ?!」を発表したのを知った僕は、某動画サイトからそれをダウンロードし、さっそく性欲を発散した。相変わらずの美少女ぶりに僕のペニスはたちまち屹立し、畳敷きの部屋で白のワンピース姿で佇むチャプターがお気に入りだ。一方で、3号ポルノの枠からはみ出ない全編の仕上がりに、おぎののグラビアアイドルとしての限界と、グラビア以外の才能がなければ芸能界からフェードアウトしていくだろうと思った。
 前作の「かなりいいかな」は3号ポルノでありながら、下着姿を披露したり、眼帯ビキニ(僕はまったく興奮しなかったが……)で撮影に臨むなど、かなり攻めた作品だった。Tバッグを履かなくて済んだのは、曲がりなりにもおぎのが大手芸能プロダクションに所属していたからであって、僕もそれを求めていなかった。デビュー作に比べて胸の立体感が目立つようになり、少女から大人へと辿っていく体形の変化がとてもいやらしく感じ、そんなおぎのを汚さずにはいられなかった。
 僕の性癖において、よほどの逸材でないかぎり、十八歳以上のグラビアアイドルは素材の対象外で、高校生世代でそこそこのモデルがデビューしたら、おぎのに対する性的興味も薄れるはずだった。しかし、十八歳のおぎのは相変わらずの美少女で、五作目でありながらも素人っぽさを残している。それは奇しくもおぎのと同じ平仮名の芸名で、彼女と並んで複数の作品を購入、視聴したあいかに似ている。あいかもすれてなさそうな美少女で、それでいて豊かな胸を併せ持つ逸材として、僕の下半身を慰めてくれた。
 おぎのもあいかも現在、すでに芸能界から足を洗っているようで、ブログの更新も止まっているし、SNSで積極的に情報発信している形跡もないが、IVを複数作品発表できただけでも、二人ともグラビアの世界では成功できたと言えよう。ただ、そこから先へのステップに進めなかった。あいかは映画や舞台の端役こそもらえたものの長続きせず、おぎのに至っては端役すらもらえずに所属先との契約が終わった。美少女という外見だけでは通用しないのが、芸能界のシビアな部分だ。
 おぎのは僕のような高校生世代をオナペットとみなす知る人ぞ知るグラビアイドルで終わってしまったが、かといって彼女が着エロ路線に走ったり、セクシー女優に転じたりすることも望まなかった。そのほうがいつまでも新鮮な気分でおぎのの作品を視聴しながら自慰に励めるし、僕の彼女に対する性的興味は永遠に十六、七歳のままだ。3号ポルノの新作がほとんど望めない今日において、僕は年を重ねていくが、自慰の素材は何年経っても同じ作品だ。この流れは今後も続くと思う。
 現実のおぎのは二十五歳のはずだが、僕は十八歳までの彼女しか知らない。僕は確実に老化への一途を辿っているのに、おぎのはいつまでも高校生世代のままだ。そのギャップに戸惑い、年甲斐もなく美少女を素材に自慰をし続けることにみっともなさを感じつつも、おぎのをオナペットの座から降ろすことはしないはずだ。