僕の平成オナペット史

少年からおっさんに至るまでの僕の性欲を満たしてくれた、平成期のオナペットを振り返る

現在進行形のオナペット~おぎのかな編①~

 高校生世代のイメージビデオ(IV)が発売されなくなった昨今、僕の自慰用素材は過去の作品にかぎられている。写真集やムック(静止画)から動画に移行して十年以上経ち、二〇一二年二月頃に買った「Koh→Boh」の野元愛山上愛のグラビア以降は、静止画で自慰をしていない。〇〇年代前半に散々お世話になった写真集、かつて一日四、五回の固め打ちがあたりまえだった石井めぐる滝ありさの胸の立体感が露わな水着姿を目にしても、それらでペニスをしごいて射精に導こうという気は、もはや起きない。
 僕が現在でも自慰用素材に用いているのは、一〇年代前半に発表されたIVだ。その中でまず、おぎのかなを挙げたい。一二年一月にデビュー作「はじめて、かなっ!?」のサンプル動画で性欲を発散して以来、つい先日も素材に用いるほど、僕の自慰人生において最も長い間オナペットとして君臨している。3号ポルノの新作が発表されなくなり、高校生世代の素人っぽさを残した逸材に出会えないからこそ、おぎのは大変貴重な現在進行形のオナペットで、性欲のあるかぎりその座から決して下りないだろう。
 おぎののデビュー作のサンプル動画は、今でも彼女が所属していたプロダクション(ホリプロ)によって某動画サイトにアップロードされたままだ。約3分半の短い尺にもかかわらず、白ビキニで四つん這いの姿勢になり、カメラに向けてキュートな表情を見せてくれるだけで十分射精できるほど、僕にとっては衝撃的な出会いだった。中学を卒業したばかりの美少女にそれだけ興奮できるのだから、高校生世代を通じて胸もどんどん大きくなってくるだろうし、いったいどんな作品を見せてくれるのか。僕のおぎのへの期待度はぐんぐん高まっていった。
 おぎのは五作品のIVを残したが、「恋愛白書 また逢えるカナ?!」を除く四作品は3号ポルノに該当するほど、彼女の活動期間は十五歳から十七歳までに集約された。今、僕の手元には三作目から五作目までの三作品が残っているが、三作目の「はるかなみらい」を動画配信サイトで購入した以外は、動画サイトで不法にアップロードされたものを拾い集めたものだ。僕のノートパソコンはディスクドライブ非搭載なので、おぎののIVをリアルタイムで集められず、DMM.comが海王社の作品を取り扱っていなかったのも、作品の視聴を遅らせた。
 五作品のうち二作目の「K.O.しちゃうぞ!」を拾ったかどうかの記憶が曖昧な以外は、どれもじっくり堪能し、素材の選択に迷っていたら「とりあえずおぎので」と自慰を始めるほど、僕は彼女の虜になった。表情だけでも十分興奮させてくれるほど完成度の高い美少女が、水着姿になって胸の谷間や下半身を惜しみなく披露してくれることに、自慰の手を緩めないわけにはいかない。初めての自慰から九年経った今でも、僕のペニスを屹立させ自慰へといざなってくれるおぎのは、仮に3号ポルノが人権団体の糾弾なく今日でも乱立していようとも、おそらくオナペットの重鎮として僕の性欲を繰り返し満たしてくれているはずだ。